GPノッティンガム
2005年10月21日そういえばこれまでリミテッドはやっていなかったので良い機会かと。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpnott05/welcome
でもどこから手をつけたものやら。
とりあえずちょっとだけやってお茶を（ドロドロに）濁しておきます。
決勝：Nikola Vavra vs Roel Heeswijk
さて、イギリス人が再びホームグラウンドで優勝するのはもう
保証されたものだ・・・ってそれは13ラウンド目に潰えた夢か。
溜息。
代わりに卓についているのがアマチュアプレイヤーのチェコのNikola Vavraと
最近力をつけている、オランダのRoel Heeswijk。Vavra は
長らくこのゲームをやっているとはいえ、カジュアルプレイがほとんどだった。
しかし今回のアマチュアステータスがらみで多額の賞金を確保している。
Roel Heeswijk はプロツアーロンドンで40位、フィラデルフィアで
875ドル獲得、チーム戦のアトランタで8位と活躍している。
有名とまではいかなくても、そうなる日も遠くないだろう。
Vavra はゴルガリ、セレズニアからパーツを拾い、
対するRoel はディミーアで攻撃的なデッキを組んでいる。
Vavraが先攻。 エルフの空掃き と 光となすものを場に並べる。
空掃きはHeeswijkのデッキに効くカードだけに、すぐにすがりつく闇で
除去される。Vavraは鉄の樹の拳を出して戦線を維持。
Heeswijkは穏やかな霞、モロイをプレイ。Vavraはこれを無視する
理由はなく、すがりつく闇をモロイに。
Heeswijkはさらに破れ翼のドレイクを場に追加。
Vabarは遥か見でマナを増やす。
クリーチャーの尽きたHeeswijk、ドレイクのみで攻撃。
ライフはVavarが10、Heeswijkは9。Vavarがアタックし返し、
Heeswijkはモロイの分も含めてライフが6に落ちる。序盤からの
動きが早かったVavar、臭い草のインプを出して霞を止めにかかる。
Vavarは次のターン何もせずにターンを返し、Heeswijkは脅迫的な研究で
手札を補充。モロイでライフ5になり、ドレイクでアタックして
Vavarは残り6。
Vavarは土地5枚、手札4枚。6枚目の土地を引けば
よだれ垂らしのグルーディオンや森の悪霊の堕落者をプレイできる。
また出てる土地の1枚は都市の樹、ヴィトゥ＝ガジーなので
トークン量産体制に入ることも可能。
その間にHeeswijkはライフが1になり、アタックもままならず
手詰まりに。
序盤からのクリーチャーと潤沢な除去があれば、Heeswijkの
好発進と思われる展開を止めるには十分だった。
Vavar 1 − Heeswijk 0
Vavarのドローは1本目より鈍く、Heeswijkは4ターン目にごみ引きずりを
場に、さらに臭い草のインプを追加する。Vavarは遥か見で
デッキから沼を掘り出す。
Heeswijkは5ターン目になっても島を引けなかった。一方
Vavarの場にはゴルガリの腐れワームが出現。
Heeswijk、ようやく島を引き当て破れ翼のドレイクをプレイ。
Vavarのワームに鉄の樹の拳が付けられる。
Heeswijkは返しにドレイクでアタックし、浸透者を最後の喘ぎに変成。
インプは防御にとっておく。エンドにVavarが夜明けの集会
をキャストして、デッキのベストクリーチャーをサーチ。
叫びまわるバンシー、下水溜まり、よだれ垂らしのグルーディオンが
トップに積まれる。
Heeswijkにとって困ったことになった。バンシーがインプを除去し、
トークンとワームが7点削る。Heeswijkはインプを発掘し、ドレイクを
アタックさせずに残しておく。
Vavarは徹底的に攻勢に出た。クリーチャー全てをアタックさせる。
Heeswijkは考えざるを得ない。ドレイクとインプをどうブロックに使うか？
最後の喘ぎはグルーディオンか、沼渡りの下水溜まりに使うべきか？
そして結論に達した。まず脳崩しをグルーディオンに。
次いでヴィダルケンの放逐者で下水溜まりをトップに戻して
時間を稼ぐ。その間にもアタックされて残りライフは9。
Heeswijkはインプを発掘し、ドレイクでアタックしてVavarは
残り11。
Vavarはデッキから臭い草のインプをドロー。Heeswijkは
現実からの剥離で下水溜まりと放逐者を戻してアドバンテージを
得る。それでもまだVavarはデッキのベストクリーチャーを
並べ、Heeswijkが四苦八苦していることに変わりはないのだが。
Heeswijkはドレイクでアタックし、双方のライフを確認する。
Vavarは少考の後、バンシーとインプでブロックすることを宣言。
その結果どうなったか？ドレイクは再生し、バンシーは無駄死に。
Vavarはタイムリーに信仰の足枷を引き当ててインプに付け、
総攻撃してHeeswijkのライフを3まで削る。一方足枷はVavarに
貴重な4点をもたらした。Heeswijkは再び放逐者を出して
下水溜まりを戻す。
そして出てくる下水溜まり。Heeswijkはまた対処を迫られることに。
抵抗を試みるHeeswijk、夜の飾り紐をVavarのインプにプレイして
延命を図る。しかしVavarはレスポンスして最後の喘ぎを。
ライフは得られなかった。残りは3。相手の場には3/3沼渡り。
どう考えてもよろしくない。
Vavarはじれったそうに下水溜まりをアタック。
「ダメージをスタックにのせて・・・？」
Heeswijkは気落ちして微笑み、手を伸ばした。
Nikola Vavra、グランプリ初優勝！
Nikola Vavra が Roel Heeswijkを2−0で破り、グランプリ
ノッティンガムのチャンピオンに。
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpnott05/welcome
でもどこから手をつけたものやら。
とりあえずちょっとだけやってお茶を（ドロドロに）濁しておきます。
決勝：Nikola Vavra vs Roel Heeswijk
さて、イギリス人が再びホームグラウンドで優勝するのはもう
保証されたものだ・・・ってそれは13ラウンド目に潰えた夢か。
溜息。
代わりに卓についているのがアマチュアプレイヤーのチェコのNikola Vavraと
最近力をつけている、オランダのRoel Heeswijk。Vavra は
長らくこのゲームをやっているとはいえ、カジュアルプレイがほとんどだった。
しかし今回のアマチュアステータスがらみで多額の賞金を確保している。
Roel Heeswijk はプロツアーロンドンで40位、フィラデルフィアで
875ドル獲得、チーム戦のアトランタで8位と活躍している。
有名とまではいかなくても、そうなる日も遠くないだろう。
Vavra はゴルガリ、セレズニアからパーツを拾い、
対するRoel はディミーアで攻撃的なデッキを組んでいる。
Vavraが先攻。 エルフの空掃き と 光となすものを場に並べる。
空掃きはHeeswijkのデッキに効くカードだけに、すぐにすがりつく闇で
除去される。Vavraは鉄の樹の拳を出して戦線を維持。
Heeswijkは穏やかな霞、モロイをプレイ。Vavraはこれを無視する
理由はなく、すがりつく闇をモロイに。
Heeswijkはさらに破れ翼のドレイクを場に追加。
Vabarは遥か見でマナを増やす。
クリーチャーの尽きたHeeswijk、ドレイクのみで攻撃。
ライフはVavarが10、Heeswijkは9。Vavarがアタックし返し、
Heeswijkはモロイの分も含めてライフが6に落ちる。序盤からの
動きが早かったVavar、臭い草のインプを出して霞を止めにかかる。
Vavarは次のターン何もせずにターンを返し、Heeswijkは脅迫的な研究で
手札を補充。モロイでライフ5になり、ドレイクでアタックして
Vavarは残り6。
Vavarは土地5枚、手札4枚。6枚目の土地を引けば
よだれ垂らしのグルーディオンや森の悪霊の堕落者をプレイできる。
また出てる土地の1枚は都市の樹、ヴィトゥ＝ガジーなので
トークン量産体制に入ることも可能。
その間にHeeswijkはライフが1になり、アタックもままならず
手詰まりに。
序盤からのクリーチャーと潤沢な除去があれば、Heeswijkの
好発進と思われる展開を止めるには十分だった。
Vavar 1 − Heeswijk 0
Vavarのドローは1本目より鈍く、Heeswijkは4ターン目にごみ引きずりを
場に、さらに臭い草のインプを追加する。Vavarは遥か見で
デッキから沼を掘り出す。
Heeswijkは5ターン目になっても島を引けなかった。一方
Vavarの場にはゴルガリの腐れワームが出現。
Heeswijk、ようやく島を引き当て破れ翼のドレイクをプレイ。
Vavarのワームに鉄の樹の拳が付けられる。
Heeswijkは返しにドレイクでアタックし、浸透者を最後の喘ぎに変成。
インプは防御にとっておく。エンドにVavarが夜明けの集会
をキャストして、デッキのベストクリーチャーをサーチ。
叫びまわるバンシー、下水溜まり、よだれ垂らしのグルーディオンが
トップに積まれる。
Heeswijkにとって困ったことになった。バンシーがインプを除去し、
トークンとワームが7点削る。Heeswijkはインプを発掘し、ドレイクを
アタックさせずに残しておく。
Vavarは徹底的に攻勢に出た。クリーチャー全てをアタックさせる。
Heeswijkは考えざるを得ない。ドレイクとインプをどうブロックに使うか？
最後の喘ぎはグルーディオンか、沼渡りの下水溜まりに使うべきか？
そして結論に達した。まず脳崩しをグルーディオンに。
次いでヴィダルケンの放逐者で下水溜まりをトップに戻して
時間を稼ぐ。その間にもアタックされて残りライフは9。
Heeswijkはインプを発掘し、ドレイクでアタックしてVavarは
残り11。
Vavarはデッキから臭い草のインプをドロー。Heeswijkは
現実からの剥離で下水溜まりと放逐者を戻してアドバンテージを
得る。それでもまだVavarはデッキのベストクリーチャーを
並べ、Heeswijkが四苦八苦していることに変わりはないのだが。
Heeswijkはドレイクでアタックし、双方のライフを確認する。
Vavarは少考の後、バンシーとインプでブロックすることを宣言。
その結果どうなったか？ドレイクは再生し、バンシーは無駄死に。
Vavarはタイムリーに信仰の足枷を引き当ててインプに付け、
総攻撃してHeeswijkのライフを3まで削る。一方足枷はVavarに
貴重な4点をもたらした。Heeswijkは再び放逐者を出して
下水溜まりを戻す。
そして出てくる下水溜まり。Heeswijkはまた対処を迫られることに。
抵抗を試みるHeeswijk、夜の飾り紐をVavarのインプにプレイして
延命を図る。しかしVavarはレスポンスして最後の喘ぎを。
ライフは得られなかった。残りは3。相手の場には3/3沼渡り。
どう考えてもよろしくない。
Vavarはじれったそうに下水溜まりをアタック。
「ダメージをスタックにのせて・・・？」
Heeswijkは気落ちして微笑み、手を伸ばした。
Nikola Vavra、グランプリ初優勝！
Nikola Vavra が Roel Heeswijkを2−0で破り、グランプリ
ノッティンガムのチャンピオンに。
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