特集:帰ってきたデザイア
2005年11月4日http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptla05/feat7
不死身のカードがある。大量のカードをゲームから取り除いて
タダでプレイでき、プレイヤーはその潜在能力と卑怯とまでいえる
強さを味わう。(もみ消しできるとはいえ)精神の願望はカウンター
すらされず、デッキはより強くなって帰ってきた。
サファイアの大メダルはもはや使えなくなったが、それでも17人の
プレイヤーが早摘みと春の鼓動を次のコンボに選んだ。
デザイアデッキは大量のストームを誘発させて勝つ。
このために、デッキのカードの大部分はマナソースとそれを
サーチするカードで構成してコンボを回転させる。その
重要な役割を担うのが早摘みと春の鼓動だ。
土地をデッキから引っこ抜いてくるのは緑の専門なので、
マナ関連のパーツは緑を使う。この増えたマナでデッキの核
となるカードドロー呪文を使える。このエンジンが回るまでの
時間を稼ぐため、優れたバージョンはカウンターやクリーチャー
ではなく一瞬の平和を使っていた。一瞬の平和は一枚のカードと
合計5マナで丸々2ターンを稼ぐことができ、これはデザイアに
2枚のドロー、2枚の土地、2回のアンタップをもたらす。
そうしている間にコンボの準備が整うわけだ。
カードドローの基盤は4マナスペル3種類で構成される。
綿密な分析、嘘か真か、そしてけちな贈り物。けちな贈り物は
スタンダードやヴィンテージでその力を見せ付けたが、
エクステンデッドでもいかに素晴らしいか再認識させてくれた。
大部分のデッキが欲しい4枚を持ってきたり、墓地において再利用
したいカードのサーチをする。あるものはロックの活性化に
けちを使い、またあるものは古いサイカの戦略を覆す発掘サイカ
の核となすべく用いた。このデッキは生き返りや郷愁的な夢で、
他のバージョンは永遠の証人で最大限柔軟に運用している。
綿密な分析はカウンターに強く、呪文2回分として使える。
Chris McDanielが1日目最終ラウンドで見せたような、
思考停止で相手のライブラリーを削りきった後でドローさせ、
相手に最後のアップキープを与えないプレイングも可能だ。
桜族の長老に遥か見や不屈の自然(バージョンによって異なる)で
エンジンの動く3ターン目4マナが実現でき、相手が何か他の
ことをやっているなら4、5ターン目にカタがつく。
サイドボードだが、無限かそれに近いマナを出せるようには
作られていない。
単に思考停止で勝てるだけのストーム数を稼げれば良いためだ。
とはいえデッキの力は馬鹿にできないものがある。
カウンター相手なら、他のデッキの防御を崩せるだけの呪文数があり、
攻撃的なデッキ相手なら、一瞬の平和が、必要に応じて狡猾な願い
経由でしばらくの平和にできる。
これらが、環境最速とは言えないこのコンボデッキに、
侮れないデッキポテンシャルをつけてくれるのだ。
また、デッキで使っているのは基本地形だけなので、シークレット・
テクの脅威を未然に防ぐこともできるだろう。
このデッキは、一度コンボが回り始めて手詰まりになるのを防ぐこと
にかけては申し分ないフォローができる。郷愁的な夢によって、
けちな贈り物を再利用したり、デザイア後の燃料切れになるリスクを
回避できる。また、郷愁的な夢はコンボのスタートの見極めを簡単にし、
デザイアを打つ前すら大量のカードやマナの供給源となる。多くの場合
バベルデッキすら思考停止で削りきることが可能だ。
このデッキの最大の弱点は?春の鼓動の副作用でカウンターデッキに
大量のマナを渡してしまうのは厳しいが、サイドボードとデッキ元来の
カウンターへの耐性でなんとかなる。伝統的なコンボ潰しカードである
翻弄する魔導師と頭蓋の摘出は障害となりうるが、それでもコンボの
エンジンを回しつづけることは可能だ。
法の定めは深刻な事態になる可能性があり、複数引かれるか
カウンターでバックアップされるとゲーム終了になる。
攻撃に関しては一瞬の平和に頼り切っているので、ダメージを防げない
ケースもあるだろう。親和から大霊堂の信奉者がいなくなり、
ダメージを戦闘フェイズでしか出せなくなったのは吉報だが、
まだ爆片破はある。ボロス・デック・ウィンは親和やゴブリン相手
のときのような時間稼ぎが有効とはいえず、相手のデッキに
土地破壊が入っているなら余計きつくなる。とはいえ、相手が
攻撃的なデッキなら、マリガンなし、また平和で2ターン稼げたら
次のターンに勝つのはかなり簡単だ。
春の鼓動は、どのフォーマットでもコンボする相手に恵まれており、
コントロール、クリーチャーどちらのデッキとも渡り合える。
残念ながらこれは最速デッキというわけではない−ゴルガリマッドネス
は3ターンキルができるためだ。しかし、エクステンデッドにおいて
デザイアがその地位を奪われることはないだろう。スイスラウンド
終了時、McDanielは9−2−1を記録し、見事トップ8入賞を果たした。
不死身のカードがある。大量のカードをゲームから取り除いて
タダでプレイでき、プレイヤーはその潜在能力と卑怯とまでいえる
強さを味わう。(もみ消しできるとはいえ)精神の願望はカウンター
すらされず、デッキはより強くなって帰ってきた。
サファイアの大メダルはもはや使えなくなったが、それでも17人の
プレイヤーが早摘みと春の鼓動を次のコンボに選んだ。
デザイアデッキは大量のストームを誘発させて勝つ。
このために、デッキのカードの大部分はマナソースとそれを
サーチするカードで構成してコンボを回転させる。その
重要な役割を担うのが早摘みと春の鼓動だ。
土地をデッキから引っこ抜いてくるのは緑の専門なので、
マナ関連のパーツは緑を使う。この増えたマナでデッキの核
となるカードドロー呪文を使える。このエンジンが回るまでの
時間を稼ぐため、優れたバージョンはカウンターやクリーチャー
ではなく一瞬の平和を使っていた。一瞬の平和は一枚のカードと
合計5マナで丸々2ターンを稼ぐことができ、これはデザイアに
2枚のドロー、2枚の土地、2回のアンタップをもたらす。
そうしている間にコンボの準備が整うわけだ。
カードドローの基盤は4マナスペル3種類で構成される。
綿密な分析、嘘か真か、そしてけちな贈り物。けちな贈り物は
スタンダードやヴィンテージでその力を見せ付けたが、
エクステンデッドでもいかに素晴らしいか再認識させてくれた。
大部分のデッキが欲しい4枚を持ってきたり、墓地において再利用
したいカードのサーチをする。あるものはロックの活性化に
けちを使い、またあるものは古いサイカの戦略を覆す発掘サイカ
の核となすべく用いた。このデッキは生き返りや郷愁的な夢で、
他のバージョンは永遠の証人で最大限柔軟に運用している。
綿密な分析はカウンターに強く、呪文2回分として使える。
Chris McDanielが1日目最終ラウンドで見せたような、
思考停止で相手のライブラリーを削りきった後でドローさせ、
相手に最後のアップキープを与えないプレイングも可能だ。
桜族の長老に遥か見や不屈の自然(バージョンによって異なる)で
エンジンの動く3ターン目4マナが実現でき、相手が何か他の
ことをやっているなら4、5ターン目にカタがつく。
サイドボードだが、無限かそれに近いマナを出せるようには
作られていない。
単に思考停止で勝てるだけのストーム数を稼げれば良いためだ。
とはいえデッキの力は馬鹿にできないものがある。
カウンター相手なら、他のデッキの防御を崩せるだけの呪文数があり、
攻撃的なデッキ相手なら、一瞬の平和が、必要に応じて狡猾な願い
経由でしばらくの平和にできる。
これらが、環境最速とは言えないこのコンボデッキに、
侮れないデッキポテンシャルをつけてくれるのだ。
また、デッキで使っているのは基本地形だけなので、シークレット・
テクの脅威を未然に防ぐこともできるだろう。
このデッキは、一度コンボが回り始めて手詰まりになるのを防ぐこと
にかけては申し分ないフォローができる。郷愁的な夢によって、
けちな贈り物を再利用したり、デザイア後の燃料切れになるリスクを
回避できる。また、郷愁的な夢はコンボのスタートの見極めを簡単にし、
デザイアを打つ前すら大量のカードやマナの供給源となる。多くの場合
バベルデッキすら思考停止で削りきることが可能だ。
このデッキの最大の弱点は?春の鼓動の副作用でカウンターデッキに
大量のマナを渡してしまうのは厳しいが、サイドボードとデッキ元来の
カウンターへの耐性でなんとかなる。伝統的なコンボ潰しカードである
翻弄する魔導師と頭蓋の摘出は障害となりうるが、それでもコンボの
エンジンを回しつづけることは可能だ。
法の定めは深刻な事態になる可能性があり、複数引かれるか
カウンターでバックアップされるとゲーム終了になる。
攻撃に関しては一瞬の平和に頼り切っているので、ダメージを防げない
ケースもあるだろう。親和から大霊堂の信奉者がいなくなり、
ダメージを戦闘フェイズでしか出せなくなったのは吉報だが、
まだ爆片破はある。ボロス・デック・ウィンは親和やゴブリン相手
のときのような時間稼ぎが有効とはいえず、相手のデッキに
土地破壊が入っているなら余計きつくなる。とはいえ、相手が
攻撃的なデッキなら、マリガンなし、また平和で2ターン稼げたら
次のターンに勝つのはかなり簡単だ。
春の鼓動は、どのフォーマットでもコンボする相手に恵まれており、
コントロール、クリーチャーどちらのデッキとも渡り合える。
残念ながらこれは最速デッキというわけではない−ゴルガリマッドネス
は3ターンキルができるためだ。しかし、エクステンデッドにおいて
デザイアがその地位を奪われることはないだろう。スイスラウンド
終了時、McDanielは9−2−1を記録し、見事トップ8入賞を果たした。
コメント