マリガン、パート2

2005年12月5日
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/zm20

この前の記事では、マリガンについて基本的な考え方と基準について説明した。前回のフォローアップがてら、具体例を挙げて込み入った話に入ろう。サンプル・ハンド・ジェネレイターを使う良い機会だし、これは良く知らないデッキのマリガン基準を知るのに最適なツールだ。

・ハンド・ジェネレイター

理論は重要だが、その実践こそ向上の道につながる。その手始めに、サンプルの初手を見ていこう。このデッキをプレイするのにどんな初手が良いか、どんなカードをドローしたいかがわかる。サンプル・ハンド・ジェネレイターはmagicthegathering.comのサイトにあるどのデッキリストにも利用可能だ。ここではクリス・ピキュラがグランプリフィラデルフィアで使ったレガシーのデッキを使う。

デッキの右上のアイコンをクリックして、サンプル・ハンド・ジェネレイターを開き、「New Hand」をクリックし、試しに「Draw」を何度か押してみよう。やってみると、このデッキは序盤からやれることがたくさんあり、その大部分は相手の動きを邪魔することだと思う。カードは全て3マナ以下で、ゲームにただちに影響を与えるカードばかりだ。最初の数ターンで強力な展開ができないことは稀で、終盤でもなお戦える力がある。黒はレガシーであまりプレイされない色だが、このデッキには陰謀団式療法を除く黒のパワーカードが余すことなく投入されている。

では、いくつか見ていこう。ピキュラのデッキのわかりやすい点は動き方が全くもって単純ということだ。構成要素は優良除去、手札破壊にクリーチャー。使いどころが難しくないだけでなく、カードの目的もわかりやすいのでこの手のマリガン決定のサンプルにはうってつけだ。ここでは相手のデッキがわかっていないということにしておこう。

ナントゥーコの影×2、闇の腹心、Sinkhole、汚れた原野、 Scrubland、沼

土地、スペル、クリーチャーがバランスよく入っていて、2〜4ターン目にやることがある。この手札ならキープだ。

仕組まれた疫病、脅迫、暗黒の儀式、Hymn to Tourach、
名誉回復、不毛の大地×2

沼があったらよい手札だったが、引かなきゃ使えない。不毛の大地で時間稼ぎはできるものの、リスクは避けよう。私ならマリガンだ。

Scrubland、暗黒の儀式×2、闇の腹心×2、ナントゥーコの影、脅迫

ランドは1枚。だがマナは大量にある。こちらのプランは、暗黒の儀式、暗黒の儀式、脅迫、闇の腹心、闇の腹心という展開だ。こうすると1ターンに3枚カードを引き、4点のダメージを与えつつ脅迫で手札破壊すらしている。2枚目の土地がこなくても素晴らしい手札だ。絶対にキープ。

沼、暗黒の儀式、惑乱の死霊、Hymn to Tourach×2 呪われた巻物、ジェラードの評決

また明日。

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