Slivers on beach

2007年3月14日
長いこと放っておいてすみません。
仕事の多さと、特にこれといって心惹かれる記事がなかったので
ついつい更新が疎かになってました。

で、来たるGP広島に備えてスタンダード特集といきたいところですが、面白そうなのはやはり見かけません。
とはいえ、あまりサボってばっかりもいられないので、リハビリも兼ねてざっと簡単に。タイトルにある、Slivers on beachのニュアンスなんて時の彼方に。無理矢理訳すなら浜辺のスリヴァーさん。うん、適当適当。

筆者曰く、「デッキパワーを膨らませつつも安定性を損なわず、
アグロ、ドラルヌコントロール、ドラゴンストーム相手に勝てるデッキ」だそうです。
なお、このリストはMO向きのため、リアルでやる場合は若干調整が必要だとか。

http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?ID=7362

4 Darkheart Sliver
3 Dimir House Guard
3 Grave-Shell Scarab
3 Necrotic Sliver
1 Teneb, the Harvester

1 Creeping Mold
4 Damnation
2 Debtors’ Knell
1 Diabolic Tutor
1 Faith’s Fetters
4 Farseek
2 Harmonize
1 Persecute
3 Phyrexian Arena
3 Putrefy
1 Seize the Soul

5 Forest
2 Godless Shrine
2 Golgari Rot Farm
1 Llanowar Wastes
1 Orzhov Basilica
4 Overgrown Tomb
1 Plains
4 Swamp
3 Temple Garden

3 Extirpate
2 Life from the Loam
1 Magus of the Mirror
2 Persecute
3 Shadow of Doubt
4 Sudden Death

以下、カード分析

4 暗心スリヴァー/3 壊死スリヴァー

デッキを支える潤滑油。ある時はダメージソース、またある時はライフ回復、またある時はパーマネント破壊。様々にアドバンテージを取ることができ、そのうえ債務者の弔鐘で使い回しできる便利なカード達。

3 墓掘り甲のスカラベ

印刷されて以来、今ひとつ使い道のなかったカードがようやく日の目を見ることに。全体除去と同時にデッキに入れられること、相手の除去も避けられることなどから、中盤から終盤にかけての主戦力に。

3 ディミーア家の護衛

セクシーな背中に魅せられて・・・いや、冗談冗談。4マナ限定のチューターです。

2 調和
1 迫害
1 忍び寄るカビ
1 信仰の足枷
1 魔性の教示者
1 魂の捕縛

クリーチャー相手なら滅びも持ってくることもありますが、基本的にサーチ対象は以上の7枚。

迫害はわかりやすいカード。もっと入れたいところですが、必要のない相手もいるので1枚。忍び寄るカビは一応エンチャント・アーティファクト除去を確保するため。トロン、都市の樹、蓄積ランドなど、壊したい土地も結構あります。信仰の足枷は入れ替え用スロット。悪夢の虚空がよいかもしれないけれど、今のところはこちらで。魔性の教示者は変成3マナ+プレイ4マナの計7マナと重いですが、ゲームの終盤なら必要なこともあります。

1 収穫するものテネブ
2 債務者の弔鐘

テネブは3枚目の弔鐘みたいに使われます。弔鐘でスリヴァーを使い回すことができ、毎ターン名誉回復を打てます。また、弔鐘は相手の墓地からもリクルートできるので、ボガーダンのヘルカイトや天使、ときにはスクリブのレインジャーなんかも掘り出してあげましょう。

4 遙か見
3 ファイレクシアの闘技場
3 化膿

遙か見は多色のダブルシンボルも出せるようにするため。闘技場は、暗心スリヴァーのライフ回復能力があるので安心して出せます。化膿は印鑑・テフェリー・ドラゴン、どれでもお好きな物を破壊可能。

サイドボード

まだまだ発展途上。突然の死+根絶のような対ドラルヌのデュオも今回採用。疑念の影はドラゴンストーム対策ですが、さらにライフを20以上にするプレイングと迫害の追加で対応します。鏡の大魔導師は今回のびっくりカード。砂の教示者のライフ回復をひっくり返すためと、アグロデッキを相手にして、「何かトップデッキされたら負け」という状況を防いでくれます。

対ドラルヌ

1本目では展開スピードを競うことに。カウンターに捕まる前にどんどん並べましょう。ファイレクシアの闘技場が出せたら言うことなし。除去はドラルヌやテフェリーなどのフィニッシャーに残しておくこと。タッチ赤の悪魔火入りのバージョンでないなら悪くはない相手。

+4突然の死 +3根絶
−1魂の捕縛 −3滅び −1収穫するものデネブ −1忍び寄るカビ −1調和

2本目以降も同じく、相手が赤入りバージョンでないならさらに有利になるはず。

緑単

暗心+滅びでライフを安全圏に。滅びはアンタッチャブルなクリーチャーに取っておきたいところ。

+4突然の死 +1鏡の大魔導師
−3ファイレクシアの闘技場 −1墓掘り甲のスカラベ −1調和

遅いカード、自分のライフを吸うカードを外して除去を投入。大魔導師は引ければラッキー。場を抑えて暗心をリサイクルするのが上策。

ドラゴンストーム

1本目でのプランは、ライフを20以上に、できたら迫害し、ドラゴンは滅びで除去。上手くいってもいかなくても時間がかからないマッチアップですが、相手の妨害もできるので念のため。

+3疑念の影 +2迫害
−1魂の捕縛 −1収穫するもの、デネブ 
−1忍び寄るカビ −1調和 −1墓掘り甲のスカラベ

遅いカードを外し、対策カードを投入。ただ、持っていたとしても、相手に差し戻しがあるのを忘れないこと。引き続きライフ回復+滅びもできます。

Boros Deck Wins

緑単と同じ。ただ相手は自分を焼くことができるため、サイドは鏡の大魔導師は入れず、調和を残しておくことになるかと。スリヴァーの使い回しが勝利への鍵となります。

青白ウルザトロン

砂の教示者があろうとなかろうと、相手がトロンなら1本目は落とさない。(できれば暗心スリヴァーをコストにして)壊死スリヴァーでトロンを壊し続ければ良い感じ。債務者の弔鐘でリサイクル体制が整うと詰み。サイド後は、債務者の弔鐘が切り札となるため、相手にエンチャント除去があるかどうかで変わってきます。迫害と、おそらく根絶あたりが入ることになるでしょう。

U/G Scryb and Force

緑単と似ているものの、速攻付きのクリーチャーが少なく、差し戻しが入っている。サイドは緑単と同じ。

Dark Boros Slivers

入っているスリヴァーはこちらのほうが強いので、イニシアチブは握り易いはず。さらに滅びもあるので、このマッチアップはまず有利。

Other decks

他のデッキ?アグロ、コントロール、コンボそれぞれに分ければ、自ずと戦略とサイドボーディングは見えてくるはず。墓地活用のデッキなら、迫害より根絶を使いましょう。

最後に。このデッキは、きちんと調整すればどんなメタゲームでも戦えます。足枷や忍び寄るカビあたりはメタに備えて取り替え可能。プレイして、楽しんで、何かを見つけてください。

では次回まで、名誉回復打ち放題をお楽しみあれ。

Blake Rasmussen

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