PTQバレンシア考察
2007年7月31日http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?id=7667
PTQバレンシア考察
William Spaniel
この土曜日、ロサンゼルスで行われたPTQバレンシアに参加した。プロツアーの切符を勝ち取った新しいアーキタイプ、トップ8のデッキリストも含めて紹介したい。
核心から始めよう。トップ8のデッキリストだ。Kelvim Young はコーの物あさり、結ばれた奪い取り、バザールの大魔術師に入念な考慮を使って墓地にボガーダンのヘルカイトやアクローマを捨て、影武者や戦慄の復活で場に出す、とっても変わった青黒白リアニメイターでこの大会を制した。ユーティリティーに一瞬の瞬き、除去対策に黄泉からの橋を使っている。
Kelvimと、このデッキについて話をしたんだが、今のところ自分は口をつぐんで、あいつに説明させてやろう・・・
Kelvim Young
4 Looter il-Kor
4 Bonded Fetch
3 Bogardan Hellkite
3 Body Double
3 Magus of the Bazaar
2 Akroma, Angel of Fury
2 Akroma, Angel of Wrath
2 Careful Consideration
4 Dread Return
4 Momentary Blink
4 Bridge from Below
4 Terramorphic Expanse
3 River of Tears
3 Nimbus Maze
2 Urborg, Tomb of Yawgmoth
5 Island
4 Plains
4 Swamp
Sideboard
4 Riftwing Cloudskate
4 Aven Riftwatcher
3 Pull from Eternity
2 Venser, Shaper Savant
1 Akroma, Angel of Wrath
1 Akroma, Angel of Fury
このデッキは壊れた動きをする。準決勝では、影武者、一瞬の瞬き、ボガーダンのヘルカイトで「5×3ダメージ与えます」コンボをやらかした。相手が2ライフのとき、根絶された白いほうのアクローマを永遠からの引き抜きで自分の墓地に置き、リアニメイトして勝ったりした。変わったデッキで奇想天外なプレイに満ちているが、PTQを勝った。これは価値ある事実だ。
BWG Control
Kyle Baldonado
2nd Place
4 Tarmogoyf
4 Augur of Skulls
4 Mystic Enforcer
4 Funeral Charm
4 Stupor
4 Chromatic Star
3 Temporal Isolation
3 Slaughter Pact
4 Smallpox
2 Tendrils of Corruption
4 Terramorphic Expanse
5 Swamp
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 Flagstones of Trokair
3 Plains
1 Forest
4 Horizon Canopy
Sideboard
4 Psychotic Episode
2 Tendrils of Corruption
3 Damnation
3 Sunlance
3 Disenchant
ひょっとしたら何か見落としてるかもだが、こういうデッキがここまでこれるとは思えなかった。何ラウンドか見ていたが、ゴミカード75枚をスリーブに入れてデッキと呼んでいる感じだった。(実際、準々決勝の相手は青白緑タルモゴイフだったが、引きの悪さにやられていた。)
PTQの幕切れは面白かった。一見そうは思えないが、Kyleは子供だ。決勝戦に進み、Kelvinと賞品の配分について話したとき、Kyleはジャッジに両親に電話をかけていいかどうか、つまり外野のアドバイスを聞いていいかどうか尋ねた。結局OKが出て、続いて「ママ、スペインに行っていいかな?」ときたもんだ。プライスレスな質問。お母さんは、170パック買ってあげるからやめなさい、と止めたそうだ。Kyleはそうした。おめでとう、よかったね。
UBR Teachings
Marshall Fire
3rd/4th Place
1 Triskelavus
3 Shadowmage Infiltrator
4 Korlash, Hier to Blackblade
1 Venser, Shaper Savant
4 Prismatic Lens
3 Careful Consideration
3 Mystical Teachings
4 Damnation
3 Tendrils of Corruption
2 Logic Knot
1 Haunting Hymn
2 Foresee
1 Pact of Negation
1 Temporal Isolation
1 Slaughter Pact
1 Vesuva
1 Urza’s Factory
1 Academy Ruins
4 Terramorphic Expanse
4 River of Tears
4 Tolaria West
1 Plains
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
3 Island
3 Swamp
1 Mountain
Sideboard
2 Detritvore
4 Shimian Specter
1 Snapback
1 Disenchant
1 Extirpate
1 Tendrils of Corruption
3 Porphyry Nodes
1 Slaughter Pact
1 Sudden Death
青黒指導デッキについて書くのはもううんざりなので止めておくが、一つだけ面白いことがあった。サイドボードの斑岩の節だが、MarshallはKelvinのリアニメイターを潰すために入れた。場にある唯一のクリーチャーが瞬きで消えたとき、斑岩の節の能力が誘発して墓地に落ちてしまった。すぐに戻ってくるのにね。変なの。
Wild Pair Slivers
Brandom Tabaldo
3rd/4th Place
4 Dormant Sliver
4 Gemhide Sliver
4 Telekinetic Sliver
4 Frenetic Sliver
1 Might Sliver
1 Reflex Sliver
1 Darkheart Sliver
4 Wall of Roots
1 Venser, Shaper Savant
1 Whitemane Lion
1 Mystic Snake
4 Wild Pair
4 Coalition Relic
3 Pact of Negation
1 Take Possession
4 Grove of the Burnwillows
4 Terramorphic Expanse
1 Tolaria West
1 Pendelhaven
5 Forest
5 Island
1 Mountain
Sideboard
1 Teferi, Mage of Zhalfir
1 Riftsweeper
2 Krosan Grip
1 Jaya Ballard, Task Mage
2 Extirpate
3 Mystical Teachings
3 Fiery Justice
2 Detritvore
野生のつがいとスリヴァーについて(使った経験を踏まえて)語ろうと思ったが、どうしてこういうサイドボードなのかということのほうが気になって仕方がない。神秘の指導とインスタントの銀の弾丸は強い、あるいはそれ以上かもしれないが、どこまでかは未知数だ。だが1枚だけ入ってるヤヤは何のため?
UBW Teachings
Lawrence Adams
5th-8th Place
4 Korlash, Heir to Blackblade
3 Shadowmage Infiltrator
1 Triskelavus
1 Teferi, Mage of Zhalfir
3 Mystical Teachings
3 Careful Consideration
2 Psychotic Episode
3 Tendrils of Corruption
4 Prismatic Lens
4 Damnation
1 Extirpate
1 Haunting Hymn
1 Pact of Negation
1 Slaughter Pact
1 Temporal Isolation
1 Plains
2 Island
6 Swamp
1 Vesuva
1 Academy Ruins
1 Urza’s Factory
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 River of Tears
4 Tolaria West
4 Terramorphic Expanse
Sideboard
1 Disenchant
1 Snapback
2 Take Possession
3 Porphyry Nodes
1 Momentary Blink
3 Aven Riftwatcher
3 Shimian Specter
1 Venser, Shaper Savant
神秘の指導。以上。サンディエゴでのPTQの何週間か前、Lawrenceに話を聞いたことがある。そして今も同じアーキタイプを使ってる・・・。
Red Deck Wins, Sort Of
4 Keldon Marauders
4 Emberwilde Augur
3 Avalanche Riders
2 Eron the Relentless
2 Dragon Whelp
1 Akroma, Angel of Fury
1 Reckless Wurm
1 Magus of the Scroll
2 Firemaw Kavu
1 Thunderblade Charge
2 Wheel of Fate
4 Dead//Gone
4 Rift Bolt
4 Disintegrate
3 Prismatic Lens
3 Fungal Reaches
3 Desert
1 Molten Slagheap
1 Urza’s Factory
14 Mountain
サイドボードなど無用−Roryはデッキリストのサイドボード枚数欄に0と書いた。これだけでも勇者だ。実にでたらめ投げやりなデッキリストだが、ひょっとしたら強いのかもしれない。このさいだから、成績を気にするのはやめておこう。
ベスト8なのに2つデッキリストがないのにお気づきの方もいるかもしれない。1つ目は文字が判別不能なうえMtGに無いカードが出ており、ジャッジが処理している。水曜にWizards社の回答があるかもしれないが、おとがめなしなのを願う。
もう一つは緑青白タルモゴイフ系だが、残念ながらこちらのデッキリストはなくなってしまった。ブロック構築の顔になりおおせたこのカードのデッキ構築だが、まずタルモゴイフをデッキに入れ、他の色を混ぜれば完了。わかりやすいのはタルモ、裂け目翼の雲間を泳ぐもの、神秘の処罰者を入れ、一瞬の瞬きや心霊破でサポートする。このタイプに2ラウンド目であたり、2ゲーム目ともこちらのペースに持ち込めずに負けた。いずれにしても、このタイプは緑白ないし緑青がベストに思える。なくなったデッキリストは大会主催者がメールで報告しているため、あとでMTG.comから見られると思う。
なぜ自分はMtGをやらないか
周知の通り、自分は本当のところMtGをやらない。夏で、PTQのシーズンまっただ中ということもあり、今回は特別、ということにした。野生のつがい+スリヴァーのデッキをいじっていた友人のJoseに頼み、デッキリストをもらった。以下が使ったものになる。
4 Wall of Roots
4 Gemhide Sliver
4 Dormant Sliver
4 Telekinetic Sliver
4 Frenetic Sliver
1 Whitemane Lion
1 Mystic Snake
1 Reflex Sliver
1 Might Sliver
1 Darkheart Sliver
1 Venser, Shaper Savant
2 Gaea’s Blessing
3 Delay
4 Wild Pair
3 Coalition Relic
4 Grove of the Burnwillows
4 Terramorphic Expanse
6 Island
5 Forest
2 Mountain
1 Plains
Sideboard
4 Dead//Gone
4 Detritvore
1 Delay
1 Mystic Snake
3 Molten Disaster
1 Screeching Sliver
1 Whitemane Lion
このときは、自分たちはクレバーだと勘違いしていた。メタゲームでアグレッシブなスリヴァーが出てくるだろうと思いこみ、1ゲーム目を制するシークレットカードとして採用したのがガイアの祝福。このマッチアップでは、休眠スリヴァーと奇声スリヴァーで、石臼代わりに削り倒すことになる。だがガイアの祝福がめくれると相手はカードを片づけて2ゲーム目に入るざるを得ない。そう思い、予感を外して祝福を入れてみた。
実際のところは、見つけたアイディアにとらわれて現実を見ていなかった。ガイアの祝福はほとんどの場合キャントリップだが、野生のつがいや休眠スリヴァーが必要な状況になって手詰まりになるシチュエーションが多すぎた。そのうえ2人ともビートダウン系のスリヴァーとは当たらず、そのツケを支払うことに。自分は3−2、JoseはPTQとGPTを通算して3−3−1(だったと思う)。もう一度やれるなら祝福なんて二度と入れずに予感を戻し、アグレッシブなスリヴァー相手には野生のつがいに替えて死亡/退場を使って対抗する。
唯一正しかったのはメインの遅延のみ。トップ8のデッキに入っている否定の契約よりもよほど強い。契約の方が強いのは野生のつがいを通す時だけで、このときでさえ(宝革スリヴァーで)8マナ以上余っている時も多々ある。(Force of Willより)対抗呪文がデッキに合っている。疑いはないだろう。オンラインでのテストをしたとき、こちらが何もカウンターを持っていない時に相手は動かず、重たいスペルをプレイした時に遅延を打つと相手が悶絶してくれたこともあった。イかれたデッキを使いたい好き者さんは、こんなデッキでよければ使ってくれ。
契約のちょっといい話
黒コントロールを使う皆さんにご注意。赤使い相手のとき、3ターン目に殺戮の契約を使う時はご用心。友人の一人が相手のスリヴァーを除去し、相手はそのお返しに爆裂/破綻の爆裂を見舞った。ブロック構築の3ターン目の出来事だ。合掌。
特に否定の契約では、Joe Lossett (サンディエゴでトップ8に入り、数週間後のPTQで勝ったのと同一人物)が、優勢な場からアップキープのコストを支払い忘れるという馬鹿らしいミスのために、ゲームを落とすのをたくさん見てきたと話した。裏を返すと、負けてる状態から相手がコストの支払いを忘れて大逆転した、という話が多いことにもなる。新しいルールといってもいいだろう−契約:アップキープの支払いを忘れたとき、ほかに方法がない限りあなたはゲームに負ける。こういう負け方は嫌なものだ。
また、ジャッジはコストの支払い忘れに関して興味深い裁定を行っている。聞くところによると、あるPTQでは、アップキープに誘発する、支払い可能かつ強制的に払わねばならないものを忘れると警告をもらえる。つまり、召喚者の契約、アンタップ、ドローとやってしまうと、ゲームに敗北するだけでなく、黒と白のユニフォームを着た人がやってきて警告をプレゼント。もう一度やるとゲームロスに格上げ(すでにゲーム一つ負けているので、実質的にマッチの敗北)。3つ目はただちにマッチ終了。
グランプリトライアル考察
Sam Steinはグランプリサンフランシスコのトライアルで、このデッキを使って3バイを手に入れた。
4 Shadowmage Infiltrator
1 Bogardan Hellkite
3 Tombstalker
3 Mystical Teachings
3 Tendrils of Corruption
4 Damnation
3 Careful Consideration
1 Pact of Negation
1 Strangling Soot
1 Snapback
1 Slaughter Pact
1 Haunting Hymn
1 Take Possession
3 Coalition Relic
1 Boom//Bust
4 Prismatic Lens
4 Terramorphic Expanse
5 Swamp
3 Island
4 River of Tears
1 Graven Cairns
3 Tolaria West
1 Mountain
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
1 Urza’s Factory
Sideboard
1 Spell Burst
1 Teferi, Mage of Zhalfir
1 Draining Whelk
1 Snapback
1 Imp’s Mischief
2 Sudden Death
2 Fortune Thief
1 Ancient Grudge
1 Boom//Bust
2 Rough//Tumble
1 Pongify
1 Tendrils of Corruption
ハイライトは準々決勝でJose(前に書いた、自分と同じデッキを使った友人)が出した野性のつがいを占有で奪った瞬間だ。ボガーダンのヘルカイトを出して墓忍び、墓忍びから墓忍びと続けざまにおまけが出てきた。ナイスだ。
終わりに
トライアルでJoseが負けたとき、自分たちは帰ったのだが、帰りの車の中で2つのことが頭に残っていた。勝ったリアニメイターとリストが生死不明(だけどおそらく死んだでしょう)になった緑青白ゴイフだ。GPサンフランシスコに備えたテストを始めたら、機会があればだが、この2つについて記事を書こうかと思う・・・。
PTQバレンシア考察
William Spaniel
この土曜日、ロサンゼルスで行われたPTQバレンシアに参加した。プロツアーの切符を勝ち取った新しいアーキタイプ、トップ8のデッキリストも含めて紹介したい。
核心から始めよう。トップ8のデッキリストだ。Kelvim Young はコーの物あさり、結ばれた奪い取り、バザールの大魔術師に入念な考慮を使って墓地にボガーダンのヘルカイトやアクローマを捨て、影武者や戦慄の復活で場に出す、とっても変わった青黒白リアニメイターでこの大会を制した。ユーティリティーに一瞬の瞬き、除去対策に黄泉からの橋を使っている。
Kelvimと、このデッキについて話をしたんだが、今のところ自分は口をつぐんで、あいつに説明させてやろう・・・
Kelvim Young
4 Looter il-Kor
4 Bonded Fetch
3 Bogardan Hellkite
3 Body Double
3 Magus of the Bazaar
2 Akroma, Angel of Fury
2 Akroma, Angel of Wrath
2 Careful Consideration
4 Dread Return
4 Momentary Blink
4 Bridge from Below
4 Terramorphic Expanse
3 River of Tears
3 Nimbus Maze
2 Urborg, Tomb of Yawgmoth
5 Island
4 Plains
4 Swamp
Sideboard
4 Riftwing Cloudskate
4 Aven Riftwatcher
3 Pull from Eternity
2 Venser, Shaper Savant
1 Akroma, Angel of Wrath
1 Akroma, Angel of Fury
このデッキは壊れた動きをする。準決勝では、影武者、一瞬の瞬き、ボガーダンのヘルカイトで「5×3ダメージ与えます」コンボをやらかした。相手が2ライフのとき、根絶された白いほうのアクローマを永遠からの引き抜きで自分の墓地に置き、リアニメイトして勝ったりした。変わったデッキで奇想天外なプレイに満ちているが、PTQを勝った。これは価値ある事実だ。
BWG Control
Kyle Baldonado
2nd Place
4 Tarmogoyf
4 Augur of Skulls
4 Mystic Enforcer
4 Funeral Charm
4 Stupor
4 Chromatic Star
3 Temporal Isolation
3 Slaughter Pact
4 Smallpox
2 Tendrils of Corruption
4 Terramorphic Expanse
5 Swamp
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 Flagstones of Trokair
3 Plains
1 Forest
4 Horizon Canopy
Sideboard
4 Psychotic Episode
2 Tendrils of Corruption
3 Damnation
3 Sunlance
3 Disenchant
ひょっとしたら何か見落としてるかもだが、こういうデッキがここまでこれるとは思えなかった。何ラウンドか見ていたが、ゴミカード75枚をスリーブに入れてデッキと呼んでいる感じだった。(実際、準々決勝の相手は青白緑タルモゴイフだったが、引きの悪さにやられていた。)
PTQの幕切れは面白かった。一見そうは思えないが、Kyleは子供だ。決勝戦に進み、Kelvinと賞品の配分について話したとき、Kyleはジャッジに両親に電話をかけていいかどうか、つまり外野のアドバイスを聞いていいかどうか尋ねた。結局OKが出て、続いて「ママ、スペインに行っていいかな?」ときたもんだ。プライスレスな質問。お母さんは、170パック買ってあげるからやめなさい、と止めたそうだ。Kyleはそうした。おめでとう、よかったね。
UBR Teachings
Marshall Fire
3rd/4th Place
1 Triskelavus
3 Shadowmage Infiltrator
4 Korlash, Hier to Blackblade
1 Venser, Shaper Savant
4 Prismatic Lens
3 Careful Consideration
3 Mystical Teachings
4 Damnation
3 Tendrils of Corruption
2 Logic Knot
1 Haunting Hymn
2 Foresee
1 Pact of Negation
1 Temporal Isolation
1 Slaughter Pact
1 Vesuva
1 Urza’s Factory
1 Academy Ruins
4 Terramorphic Expanse
4 River of Tears
4 Tolaria West
1 Plains
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
3 Island
3 Swamp
1 Mountain
Sideboard
2 Detritvore
4 Shimian Specter
1 Snapback
1 Disenchant
1 Extirpate
1 Tendrils of Corruption
3 Porphyry Nodes
1 Slaughter Pact
1 Sudden Death
青黒指導デッキについて書くのはもううんざりなので止めておくが、一つだけ面白いことがあった。サイドボードの斑岩の節だが、MarshallはKelvinのリアニメイターを潰すために入れた。場にある唯一のクリーチャーが瞬きで消えたとき、斑岩の節の能力が誘発して墓地に落ちてしまった。すぐに戻ってくるのにね。変なの。
Wild Pair Slivers
Brandom Tabaldo
3rd/4th Place
4 Dormant Sliver
4 Gemhide Sliver
4 Telekinetic Sliver
4 Frenetic Sliver
1 Might Sliver
1 Reflex Sliver
1 Darkheart Sliver
4 Wall of Roots
1 Venser, Shaper Savant
1 Whitemane Lion
1 Mystic Snake
4 Wild Pair
4 Coalition Relic
3 Pact of Negation
1 Take Possession
4 Grove of the Burnwillows
4 Terramorphic Expanse
1 Tolaria West
1 Pendelhaven
5 Forest
5 Island
1 Mountain
Sideboard
1 Teferi, Mage of Zhalfir
1 Riftsweeper
2 Krosan Grip
1 Jaya Ballard, Task Mage
2 Extirpate
3 Mystical Teachings
3 Fiery Justice
2 Detritvore
野生のつがいとスリヴァーについて(使った経験を踏まえて)語ろうと思ったが、どうしてこういうサイドボードなのかということのほうが気になって仕方がない。神秘の指導とインスタントの銀の弾丸は強い、あるいはそれ以上かもしれないが、どこまでかは未知数だ。だが1枚だけ入ってるヤヤは何のため?
UBW Teachings
Lawrence Adams
5th-8th Place
4 Korlash, Heir to Blackblade
3 Shadowmage Infiltrator
1 Triskelavus
1 Teferi, Mage of Zhalfir
3 Mystical Teachings
3 Careful Consideration
2 Psychotic Episode
3 Tendrils of Corruption
4 Prismatic Lens
4 Damnation
1 Extirpate
1 Haunting Hymn
1 Pact of Negation
1 Slaughter Pact
1 Temporal Isolation
1 Plains
2 Island
6 Swamp
1 Vesuva
1 Academy Ruins
1 Urza’s Factory
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 River of Tears
4 Tolaria West
4 Terramorphic Expanse
Sideboard
1 Disenchant
1 Snapback
2 Take Possession
3 Porphyry Nodes
1 Momentary Blink
3 Aven Riftwatcher
3 Shimian Specter
1 Venser, Shaper Savant
神秘の指導。以上。サンディエゴでのPTQの何週間か前、Lawrenceに話を聞いたことがある。そして今も同じアーキタイプを使ってる・・・。
Red Deck Wins, Sort Of
4 Keldon Marauders
4 Emberwilde Augur
3 Avalanche Riders
2 Eron the Relentless
2 Dragon Whelp
1 Akroma, Angel of Fury
1 Reckless Wurm
1 Magus of the Scroll
2 Firemaw Kavu
1 Thunderblade Charge
2 Wheel of Fate
4 Dead//Gone
4 Rift Bolt
4 Disintegrate
3 Prismatic Lens
3 Fungal Reaches
3 Desert
1 Molten Slagheap
1 Urza’s Factory
14 Mountain
サイドボードなど無用−Roryはデッキリストのサイドボード枚数欄に0と書いた。これだけでも勇者だ。実にでたらめ投げやりなデッキリストだが、ひょっとしたら強いのかもしれない。このさいだから、成績を気にするのはやめておこう。
ベスト8なのに2つデッキリストがないのにお気づきの方もいるかもしれない。1つ目は文字が判別不能なうえMtGに無いカードが出ており、ジャッジが処理している。水曜にWizards社の回答があるかもしれないが、おとがめなしなのを願う。
もう一つは緑青白タルモゴイフ系だが、残念ながらこちらのデッキリストはなくなってしまった。ブロック構築の顔になりおおせたこのカードのデッキ構築だが、まずタルモゴイフをデッキに入れ、他の色を混ぜれば完了。わかりやすいのはタルモ、裂け目翼の雲間を泳ぐもの、神秘の処罰者を入れ、一瞬の瞬きや心霊破でサポートする。このタイプに2ラウンド目であたり、2ゲーム目ともこちらのペースに持ち込めずに負けた。いずれにしても、このタイプは緑白ないし緑青がベストに思える。なくなったデッキリストは大会主催者がメールで報告しているため、あとでMTG.comから見られると思う。
なぜ自分はMtGをやらないか
周知の通り、自分は本当のところMtGをやらない。夏で、PTQのシーズンまっただ中ということもあり、今回は特別、ということにした。野生のつがい+スリヴァーのデッキをいじっていた友人のJoseに頼み、デッキリストをもらった。以下が使ったものになる。
4 Wall of Roots
4 Gemhide Sliver
4 Dormant Sliver
4 Telekinetic Sliver
4 Frenetic Sliver
1 Whitemane Lion
1 Mystic Snake
1 Reflex Sliver
1 Might Sliver
1 Darkheart Sliver
1 Venser, Shaper Savant
2 Gaea’s Blessing
3 Delay
4 Wild Pair
3 Coalition Relic
4 Grove of the Burnwillows
4 Terramorphic Expanse
6 Island
5 Forest
2 Mountain
1 Plains
Sideboard
4 Dead//Gone
4 Detritvore
1 Delay
1 Mystic Snake
3 Molten Disaster
1 Screeching Sliver
1 Whitemane Lion
このときは、自分たちはクレバーだと勘違いしていた。メタゲームでアグレッシブなスリヴァーが出てくるだろうと思いこみ、1ゲーム目を制するシークレットカードとして採用したのがガイアの祝福。このマッチアップでは、休眠スリヴァーと奇声スリヴァーで、石臼代わりに削り倒すことになる。だがガイアの祝福がめくれると相手はカードを片づけて2ゲーム目に入るざるを得ない。そう思い、予感を外して祝福を入れてみた。
実際のところは、見つけたアイディアにとらわれて現実を見ていなかった。ガイアの祝福はほとんどの場合キャントリップだが、野生のつがいや休眠スリヴァーが必要な状況になって手詰まりになるシチュエーションが多すぎた。そのうえ2人ともビートダウン系のスリヴァーとは当たらず、そのツケを支払うことに。自分は3−2、JoseはPTQとGPTを通算して3−3−1(だったと思う)。もう一度やれるなら祝福なんて二度と入れずに予感を戻し、アグレッシブなスリヴァー相手には野生のつがいに替えて死亡/退場を使って対抗する。
唯一正しかったのはメインの遅延のみ。トップ8のデッキに入っている否定の契約よりもよほど強い。契約の方が強いのは野生のつがいを通す時だけで、このときでさえ(宝革スリヴァーで)8マナ以上余っている時も多々ある。(Force of Willより)対抗呪文がデッキに合っている。疑いはないだろう。オンラインでのテストをしたとき、こちらが何もカウンターを持っていない時に相手は動かず、重たいスペルをプレイした時に遅延を打つと相手が悶絶してくれたこともあった。イかれたデッキを使いたい好き者さんは、こんなデッキでよければ使ってくれ。
契約のちょっといい話
黒コントロールを使う皆さんにご注意。赤使い相手のとき、3ターン目に殺戮の契約を使う時はご用心。友人の一人が相手のスリヴァーを除去し、相手はそのお返しに爆裂/破綻の爆裂を見舞った。ブロック構築の3ターン目の出来事だ。合掌。
特に否定の契約では、Joe Lossett (サンディエゴでトップ8に入り、数週間後のPTQで勝ったのと同一人物)が、優勢な場からアップキープのコストを支払い忘れるという馬鹿らしいミスのために、ゲームを落とすのをたくさん見てきたと話した。裏を返すと、負けてる状態から相手がコストの支払いを忘れて大逆転した、という話が多いことにもなる。新しいルールといってもいいだろう−契約:アップキープの支払いを忘れたとき、ほかに方法がない限りあなたはゲームに負ける。こういう負け方は嫌なものだ。
また、ジャッジはコストの支払い忘れに関して興味深い裁定を行っている。聞くところによると、あるPTQでは、アップキープに誘発する、支払い可能かつ強制的に払わねばならないものを忘れると警告をもらえる。つまり、召喚者の契約、アンタップ、ドローとやってしまうと、ゲームに敗北するだけでなく、黒と白のユニフォームを着た人がやってきて警告をプレゼント。もう一度やるとゲームロスに格上げ(すでにゲーム一つ負けているので、実質的にマッチの敗北)。3つ目はただちにマッチ終了。
グランプリトライアル考察
Sam Steinはグランプリサンフランシスコのトライアルで、このデッキを使って3バイを手に入れた。
4 Shadowmage Infiltrator
1 Bogardan Hellkite
3 Tombstalker
3 Mystical Teachings
3 Tendrils of Corruption
4 Damnation
3 Careful Consideration
1 Pact of Negation
1 Strangling Soot
1 Snapback
1 Slaughter Pact
1 Haunting Hymn
1 Take Possession
3 Coalition Relic
1 Boom//Bust
4 Prismatic Lens
4 Terramorphic Expanse
5 Swamp
3 Island
4 River of Tears
1 Graven Cairns
3 Tolaria West
1 Mountain
3 Urborg, Tomb of Yawgmoth
1 Urza’s Factory
Sideboard
1 Spell Burst
1 Teferi, Mage of Zhalfir
1 Draining Whelk
1 Snapback
1 Imp’s Mischief
2 Sudden Death
2 Fortune Thief
1 Ancient Grudge
1 Boom//Bust
2 Rough//Tumble
1 Pongify
1 Tendrils of Corruption
ハイライトは準々決勝でJose(前に書いた、自分と同じデッキを使った友人)が出した野性のつがいを占有で奪った瞬間だ。ボガーダンのヘルカイトを出して墓忍び、墓忍びから墓忍びと続けざまにおまけが出てきた。ナイスだ。
終わりに
トライアルでJoseが負けたとき、自分たちは帰ったのだが、帰りの車の中で2つのことが頭に残っていた。勝ったリアニメイターとリストが生死不明(だけどおそらく死んだでしょう)になった緑青白ゴイフだ。GPサンフランシスコに備えたテストを始めたら、機会があればだが、この2つについて記事を書こうかと思う・・・。
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